Canvaアプリから直接名刺の印刷発注ができると聞いたけど、いったいどうやるの?納期や料金も知りたいな。
Canvaアプリで名刺の発注はとても簡単だよ!
パソコン版、スマホ版のCanvaどちらからでも入稿することができて支払いもすべてアプリ内でできるからいっしょに発注方法をみてみよう!
Canvaで作成したデザインの多くをそのままアプリ内で入稿し、支払いをすると数日後にはオリジナル製品が手元に送られてきます。
別の印刷業者に発注するよりも手間がなく送料無料、Canvaは「100%顧客満足度を保証」をしているのでもしも製品の仕上がりが気に入らなければ、問い合わせののちに場合によって払い戻しや再印刷も可能です。
この記事を読めば、Canvaで直接名刺の印刷の発注をする方法がわかります。
- Canvaの名刺テンプレートまたは「85×50mm」で名刺を作成
- ダウンロードタブの「Canvaで印刷を注文」をクリック
- 印刷オプションの「紙質」「仕上げ」「印刷部数」をそれぞれ選択
- 背景がトリムラインよりも外側にありデザインに余白がないことを確認、必要なら修正する
- 裁断の際に切れては困る文字や素材がトリムラインよりも3mm以上内側にあるかを確認、必要なら修正する
- 誤字や脱字がないかを確認する(スマホアプリ版では文字の校正は省略されています)
- 配送オプション、配送先の情報を入力する
- 名刺の印刷発注の最終確認をし支払いをする
Canvaで作成した名刺をいつもアプリで直接入稿している私が、パソコン版・スマホ版のCanvaアプリで印刷発注する方法を教えるよ!
Canvaでは名刺をはじめ、SNSの投稿画像やビジネスにつかえるチラシやポスター、Tシャツやマグカップなどのグッズに至るまでさまざまなもののデザインを作成、印刷することができます。
テンプレートをつかえばCanvaアプリで簡単におしゃれなデザインを作成できますし、テンプレートのサイズはすで入稿の規格サイズになっているのでとても便利です。
Canvaのデザインを印刷して、オリジナルアイテムを作ってみましょう!
デザインの印刷はCanvaに入稿する以外にも自宅で印刷、コンビニプリント、ネット印刷通販に入稿するなどのオプションがあります。
Canvaのデザインを印刷する方法と印刷用保存データの作り方を»【Canva】印刷方法とプリント用データの作り方を徹底解説!の記事でくわしく解説をしていますので、ぜひ参考にしてくださいね!
パソコン版Canvaアプリから印刷発注する方法
パソコン版Canvaをつかってデザインを入稿する手順を確認してみましょう。
今回はパソコン版Canvaアプリで入稿するサンプルとして「名刺」の印刷発注のしかたを紹介します。
名刺を印刷発注する前に知っておくべきこと
Canvaの名刺のデザインテンプレートはすべて85mm×50mmのサイズに設定されており、これは欧米のスタンダードな名刺サイズより少しだけ小さめのサイズになります。
もし日本のサイズの名刺(91×55mm)が欲しい場合はCanvaでの注文はできないので気をつけましょう。
入稿する方法
以下はCanvaの名刺のデザインテンプレートで製作したオリジナル名刺の編集画面です。
名刺をCanvaに入稿するためにはダウンロードタブを開く必要がありますので次の手順に従ってください。
- Canvaの編集画面左上の「ファイル」をクリック
- でてきたタブの中の「ダウンロード」をクリック
すると、編集画面右上にダウンロードタブは表示されます。
ダウンロードタブの一番下の「Canvaで印刷を注文」をクリックしましょう。
すると以下画面左側に「高品質の名刺を自宅までお届け!」という画面に切り替わりますので印刷オプションを選択しましょう。
- 紙質をオプションより選択する
- 仕上げ方法をオプションより選択する
- 印刷部数をオプションより選択する
- 画面右下の「続行」をクリック
「印刷オプション」の説明は「印刷オプションについて」を確認してね!
次に印刷物の背景のチェックを行います。
デザインにトリムマーク(点線)が表示されます。
背景画像が画面全体に入っていることを確認しましょう。
もし点線から外側に余白があるようなら画像を引き伸ばすなどして余白がない状態にします。
背景の確認が終わったら画面右下の「続行」をクリックしてください。
次に、名刺デザインで切れては困るグラフィック素材や文字がトリムマークより内側にあるかどうかを確認します。
上記の赤い部分は印刷後に裁断(トリミング)される箇所です。
赤い部分に切れては困るテキストや素材がかかっていたら、点線より内側にくるように編集しましょう。
上記は実際にロゴが赤い部分にかかっていますので少しレイアウトの調整が必要です。
- 切れては困る素材やテキストをトリミングラインよりも内側に配置し全体のレイアウトのバランスを整える
(切れては困る素材やテキストは点線よりも3mmほど内側に配置しましょう。) - デザインのレイアウトがOKなら「続行」をクリック
次に名刺の文字の校正をします。
名刺の文字の誤字脱字、文法が正しいかどうかをチェックしましょう。
校正がOKなら「続行」をクリックします。
オプションで「校正用PDF」をダウンロードできるよ!
校正用PDFは書類を印刷することなく画面上で校正ができるんだ。
とくに埋め込みできないフォントなどで文字化けの可能性がある場合はチェックしようね。
Canvaで埋め込みできない日本語フォントについて»Canvaで文字入れ徹底解説!おしゃれなテキストデザインは初心者でも簡単!の記事で説明をしているのでぜひご覧ください。
次に配送の詳細を記入します。
- 「営業日に配達」で「スタンダード(5〜8営業日)/無料」または「エクスプレス(速達)(2〜3営業日)/¥3,250」のどちらかを選択する
- 「氏名」「連絡先電話番号」」「届け先の住所」を記入する
- 「続行」をクリック
エクスプレス(速達)にすると+3,250円がCanvaの印刷料金に加算されるよ。
次に、注文の最終確認と支払いをします。
- 名刺の「印刷部数/サイズ/用紙/仕上げ/配送オプション/宛名と住所」に間違いがないかを確認する
- 「支払い方法」で「クレジットカードまたはデビットカード」か「PayPal」を選択する
(クレジットカードまたはデビットカードを選択した場合はカードナンバーなどの詳細の記入が必要です。) - 「注文する」をクリック
これでパソコン版のCanvaでの名刺の入稿が完了しました!
あとはCanvaからの配送を待ちましょう。
もし万が一、受け取った印刷物の色が思っていた色と違うなど、印刷に不満を感じたときは「Canvaのサポートチームに問い合わせ」をすることをおすすめします。
Canvaでは「100%の満足度を保証」をしているので理想通りのアイテムを受け取ることができますね!
印刷オプションについて
名刺のをサンプルに「印刷オプション」についてくわしく説明をします。
印刷オプションには「紙質」「仕上げ」「印刷部数」それぞれを選択することができ、また選択するものにより値段も変動します。
Canvaで名刺を印刷する場合、どんな印刷オプションを選択できるのかをみていきましょう!
紙質
Canvaの名刺の紙質のオプションは以下の2つです。
- 普通紙:従来よりさらに優れた高品質のカード(240〜325gms)
- 上質紙:印象が持続する、しっかりとしたカード(325〜350gms)
gmsとは紙の厚さを表す単位で、単位が上がるにつれて紙の厚さも増します。
しかし日本ではgmsではなくkgで単位を表すことのが多いのでgmsではいまいち紙の厚さをイメージしずらいかもしれませんね。
ネット印刷通販会社で通常名刺につかわれている紙の厚さは180kgから220kgの間です。
以下でCanvaの名刺の紙の厚さをkgに直しましたので参考にしてください。
●230gms:197.7kg
●250gms:214.9kg
●300gms:257.9kg
●350gms:300.9kg
通常の名刺の用紙が180kgから220kgだとすると、Canvaの「普通紙(240〜325gms)」を注文すればじゅうぶんにしっかりとした厚さの名刺ができあがりますのでぜひ参考にしてくださいね!
仕上げ
Canvaの名刺の仕上げオプションは以下の3つです。
- マット仕上げ:低光沢で色鮮やかな仕上げ、書き込み可能
- 光沢仕上げ:カラーが引き立つ光沢仕上げ、書き込み不可
- コーティングなし:自然な質感で柔らかな温かみのある見た目、書き込み可能
写真や色を多用したデザインには「光沢仕上げ」が良さそうです。
しかし光沢仕上げだと、名刺にペンで書き込みをするには適していませんので「仕上げ」については自分の用途と好みで選びましょう。
印刷部数
Canvaの名刺の印刷部数は最低50部から最高2000部です。
また印刷部数が多くなるにつれて割引がされますので、Canvaの名刺の値段と印刷部数の比較を以下の表にまとめてみました。
部数 | 値段 | 1枚あたりの値段 | 割引率 |
---|---|---|---|
50部 | ¥2,350 | ¥47 | – |
100部 | ¥3,000 | ¥30 | 36% |
150部 | ¥3,750 | ¥25 | 47% |
200部 | ¥4,400 | ¥22 | 53% |
250部 | ¥5,250 | ¥21 | 55% |
500部 | ¥10,000 | ¥20 | 57% |
1000部 | ¥18,000 | ¥18 | 62% |
1500部 | ¥25,500 | ¥17 | 64% |
2000部 | ¥32,000 | ¥16 | 66% |
上記はあくまで名刺の紙質を「普通紙」、仕上げを「光沢仕上げ」に選択したときの部数別の値段です。
紙質、仕上げをどれにするかによっても値段が変わりますのですべてがこの値段になるというわけではありません。
ちなみに「マット仕上げ」は光沢仕上げに比べて少し安く、「コーティングなし」は少し高かったよ。
スマホ版Canvaアプリから印刷発注する方法
スマホ版のCanvaアプリから名刺を印刷発注してみましょう。
- 印刷したい名刺の編集画面の右上の「↑」をタップ
(上記のサンプルの名刺はCanvaのテンプレートで作成した名刺です。) - 切り替わった画面の「名刺を印刷する」をタップ
すると以下の画面左側の画面に切り替わります。
- 名刺の印刷オプションを選択する
(名刺の印刷オプションの説明は「印刷オプションについて」をご覧ください。) - 「続行」をタップ
- 切り替わった画面の名刺のデザインに表示されたトリムマーク(点線)から外側に背景があるかどうかをチェックする
(点線より外側に余白がある場合は背景画像を画面いっぱいまで引き伸ばしましょう。) - 「続行」をタップ
すると以下の画面左側の画面に切り替わります。
- 名刺デザインに表示された赤い部分に切れては困るテキストや素材がないかを確認する
(赤い部分は裁断される部分なのでもし切れては困る要素がはみ出ていたらレイアウトを調整しましょう。少なくとも3mmはトリミングマークより内側に配置した方がいいです。) - 「続行」をタップ
- 切り替わった画面の「営業日に配達」で「スタンダード(5〜8営業日)/無料」または「エクスプレス(速達)(2〜3営業日)/¥3,250」のどちらかを選択する
- 「氏名/電話番号/住所」を記入する
- 「続行」をタップ
すると以下の画面左側の画面に切り替わります。
- 名刺の「印刷部数/サイズ/紙質/仕上げ/配送オプション/宛名と住所」に間違いがないか確認する
- クレジットカードまたはデビットカードの情報を入力する
(スマホアプリ版ではPayPalでの支払いはできません。) - 「注文」をタップ
スマホアプリ版のCanvaでも名刺を印刷発注することができました!
パソコン版とスマホ版ではUI(ユーザーインターフェイス)が少し違うだけで発注方法はほぼ同じですが、ひとつ違うことはスマホアプリ版では「PayPal」の支払いオプションがないことです。
PayPalで支払いをしたい場合や、見やすい画面で修正を行いたい場合はスマホアプリ版ではなくパソコン版で印刷発注をすることをおすすめします!
Canvaで印刷発注すると納期はいつ?
Canvaで直接印刷の発注をする場合の納期は以下の2つのオプションがあります。
- スタンダード:5-8営業日(無料)
- エクスプレス(速達):2-3営業日(¥3,250)
これらの配送オプションの営業日に土日祝日は含まれませんので注意しましょう!
「スタンダード」の送料無料のオプションは5-8営業日なのでそれよりももっと早い納品が必要なら「エクスプレス(速達)」のオプションになりますが、何をどれくらい印刷発注してもひとつの注文に対し一律¥3,250が加算されます。
なので印刷料が仮に¥3,000なら、「エクスプレス」の速達料金¥3,250合わせて計¥6,250になり、場合によっては印刷料よりも高くつくのであまりおすすめしません。
また、Canvaにデータ入稿の受付時間などをカスタマーサポートに問い合わせをしてみたところ、納期に関しての以下のような注意書きが書かれていました。
つまり「午後5時以降に入稿すると、その日の受付は終了したため翌日受付扱いになり、注文日が1日ずれる」ということです。
なるべく早く手元に商品が欲しい場合はCanvaの注文は午後5時以前に行うようにしましょう!
しかしCanvaの速達の2-3営業日よりももっと早く手元に印刷物が欲しい場合は、ネット印刷通販や、自宅で印刷、コンビニプリントをおすすめします!
パソコン版もスマホ版もCanvaアプリで簡単に印刷発注ができる!
Canvaアプリなら、パソコン版もスマホ版からも直接、名刺の印刷を発注することができました!
アプリ内で支払いも完結するので発注が完了すれば、あとは手元に届くのを待つだけなので手軽に印刷ができます。
今回は「名刺」をサンプルに発注方法や金額を見てきましたが、名刺以外にもたくさんのデザインを同じようにCanvaから印刷発注することができます。
料金や印刷オプションはそれぞれの製品ごとに異なりますが、発注方法の流れは今回紹介したこととほとんど同じなのでぜひ参考にしてくださいね!
以下でCanvaで名刺を印刷発注するときの注意点をおさらいしましょう。
- 印刷オプションで選択する「紙質/仕上げ/印刷部数」の組み合わせで値段は変更し、部数が少ないほど割高になる
- 書き込みができる名刺にしたいのなら「光沢仕上げ」の紙質はおすすめしない
- 紙質は「普通紙」で日本のスタンダードな名刺の厚さに相当する
- 名刺の裁断の際に切れては困るテキストや素材は、トリムマークよりも3mm以上内側に配置すると良い
- PayPalで支払いをしたい場合はパソコン版Canvaで印刷発注する
Canvaはグラフィックデザインをするだけでなく、印刷をして製品を作成することもできるので、自分で作成したオリジナルグッズで仕事や日常を華やかに彩ることができますね。
ぜひCanvaアプリでの印刷発注も活用してください!
Canvaで作成したデザインを自宅、コンビニプリント、ネット印刷通販でも印刷をすることができます。
それぞれの印刷方法や印刷データの作成方法を»【Canva】印刷方法とプリント用データの作り方を徹底解説!の記事でくわしく解説をしていますのでぜひ参考にしてください!