【Canva】商用利用OK!ルールを守って正しく使おう!

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Canvaでつくったデザインは商用利用できると聞いたけど、どんな使い方ならOKで、何をしてはダメなの?

もし規約違反をしていたらと考えるとCanvaのデザインのビジネス利用も少し躊躇しちゃうよね。
だいたいのことは商用利用できるケースばかりだけど注意するポイントを具体的に見ていこう!

Canvaで作成したデザインは無料版であってもクレジット表記も不要で基本的に商用利用することができます!

しかし商用利用ができないケースもあるので、何がOKで何がダメなのかを事前に知ることが大切です。

Canvaの商用利用で具体的にどんなことができるのか、また何が規約違反になるのかがこの記事を読めばわかります。

Canvaのデザインで商用利用可能にするためのポイント
  1. Canvaの素材やテンプレートを無加工でそのまま使用せず、色や配置の変更、2点以上の素材を組み合わせるなどして工夫する
  2. 他サイトでダウンロードした素材をCanvaでつかう場合の利用規約は他サイトのものに準ずる
  1. Canvaにある画像でも写っている人の身元や、場所が確認できるようなトレードマークなどが写っている場合は使用の是非を問い合わせたほうが無難

Canvaのデザインを普段からビジネスで利用している私が、Canvaで商用利用可能なデザインにするためポイントと注意点、禁止事項を教えるよ!

Canvaで作成したデザインが広い範囲で商用利用可能なのは嬉しいですね!

しかしCanvaで作成をしたデザインを商用で利用していたら、ある日突然規約違反の報告を受けてつかえなくなった、なんてことになったら嫌ですよね。

そうならないためにもCanvaで商用利用が可能な範囲を知りましょう。

画像の肖像権侵害が心配な場合は、Canvaで画像の一部にぼかしを入れて隠すこともできます。

Canvaで画像をぼかす方法を»【Canva】ぼかし機能で画像をおしゃれにかっこよくする方法!の記事でくわしく紹介をしていますのでぜひ参考にしてください!

目次

Canvaの素材の商用利用で許可されていること

Canvaには「写真」「動画」「オーディオ」「グラフィック」「フォント」「さまざまなテンプレート」など100万点をこえる素材が収納されており、無料でつかえるものもたくさんあります。

しかも素材はすべて自分の好きなように加工してOKです。

それらは基本的に商用利用が許可されておりますが、具体的にどんな商用利用ができるのかを見てみましょう。

●SNSに自社商品を宣伝するための投稿画像
●自社のホームページや個人ブログに掲載する写真やバナー
●チラシや広告、営業につかう資料など
●名刺を作って配布する
●取引先やお客さんに送る時候の挨拶状やセールのお知らせ
●Tシャツやマグカップに印刷し独自で販売する など

Canvaで作成したデザインがかなり幅広い用途で商用利用が可能ですね。

Canvaで簡単におしゃれにデザインしたものがビジネスシーンでも役に立つのはとても嬉しいポイントです。

しかし、Canvaの素材もつかい方によっては商用利用ができないこともあるので以下で確認をしていきましょう。

Canvaの素材が商用利用ができないケースと注意点!

Canvaで商用利用がOKと言われているからといって何でもOKなわけではありません。

商用利用しようとしているデザインが以下のことに該当していませんか?

もしも当てはまるようなら要注意です!

【絶対にNGなこと】
●Canvaの素材やテンプレートを無加工のままつかう
●Canvaの素材をストックフォトサービスで転売する
●Canvaで作成したデザインの商標登録

また、以下の特徴のある素材はもしかしたら商用利用がNGになる可能性があります。

【グレーゾーン】
●素材に写っている人物の身元が確認できてしまうようなものが写り込んでいる
●場所の確認ができるようなロゴやトレードマークが写っている
●他の素材サイトのものをCanvaにアップロードしてつかっている

グレーゾーンに該当する素材を使用する場合は素材提供元やCanvaに直接問い合わせをし、確認して商用利用するのが好ましいでしょう。

NG①素材を無加工のままつかう

Canvaの禁止事項①
Canvaの禁止事項①

Canvaの素材(写真、グラフィック、音楽、動画など)をそのままつかってはいませんか?

Canvaの素材に何の加工もせずに商用利用をしてしまうのはNGです。

そうならないための対処法は以下のとおりです。

●写真やグラフィック素材なら、色を変更する
●2つ以上の素材を組み合わせる など

商用利用可能な画像とできない画像
商用利用可能な画像とできない画像

素材を無加工でつかうと著作権侵害になってしまうので注意しましょう。

NG②ストックフォトサービスで販売する

Canvaの禁止事項②
Canvaの禁止事項②

Canvaにある素材をストックフォトサービスを介し第三者に販売、無料配布することは禁止されています。

ストックフォトサービスとは、有名なところでいうiStockやアフロ、Adobe Stock、PIXTA、Unsplash、ACなどの画像を有料、または無料でダウンロードすることのできるサイトのことです。

たとえCanvaで素材を加工したとしても、これは禁止されていることなのでやめましょう。

NG③商標登録

Canvaのデザインの商標登録は認められていません。

こちらについてはこの記事の「Canvaで作成したロゴを商用利用するときの注意点!」をご覧ください。

グレーゾーン①素材の人物の身元が確認できるものが写っている

グレーゾーンに該当する商用利用①
グレーゾーンに該当する商用利用①

写真やアイコンに人物の身元が確認できてしまうようなものが写り込んでいないか注意しましょう。

Canvaにあった無料の写真なのにダメなの?と思われるかもしれませんが、Canva社も「全ての無料素材に適切な提供があるとは限らない」とコメントをしています。

それはCanvaに収納されている素材が世界中の一般のクリエイターによる作品も多く、中には商用利用には不適切なものも稀にチェックをパスして含まれてしまっている可能性もあるということでしょう。

解決策は以下のとおりです。

●素材元、またはCanvaに直接問い合わせをする
●身元が確認できてしまうようなものをCanvaで加工して隠す
●確認が取れないものはつかうのをやめる

Canvaで画像に「ぼかし」を入れる機能もあるよ!
くわしくは»【Canva】ぼかし機能で画像をおしゃれにかっこよくする方法!の記事をみてね。

グレーゾーン②場所の確認ができるようなロゴやトレードマークが写っている

グレーゾーンに該当する商用利用②
グレーゾーンに該当する商用利用②

街中を写したような何気ない風景でも、ちゃっかり企業ロゴや何かの場所や物を特定するようなトレードマークが写っているものには注意をしましょう。

こちらの理由や解決策は上記の「グレーゾーン①素材の人物の身元が確認できるものが写っている」で説明していることと同じなのでそちらを参考にしてください。

グレーゾーン③他の素材サイトのものをCanvaにアップロードしてつかっている

グレーゾーンに該当する商用利用③
グレーゾーンに該当する商用利用③

商用利用しているCanvaで作成したデザインの素材に、もしかして他の素材サイトでダウンロードした画像やグラフィック素材をCanvaにアップロードしてつかっていませんか?

その場合はダウンロード元のサイトの商用利用規約に基づいて使用する必要があります。

その解決策は以下のとおりです。

●素材をダウンロードしたサイトの利用規約を確認する
(例えば商用利用が可能か、クレジット表記は必要なのかなど)
●確認が取れないものはつかうのをやめる

Canvaのロゴテンプレートで作成したロゴも商用利用することが可能です。

Canvaのロゴの商用利用で許可されていること
Canvaのロゴの商用利用で許可されていること

ロゴの商用利用の条件はこの記事の「Canvaの素材の商用利用で許可されていること」で記していることとまったく同じです。

またロゴを商用利用するとき「Canvaの素材が商用利用ができないケースと注意点」で紹介した事項に加え、「Canvaで作成したロゴを「商標登録」するのは禁止」されています。

Canvaで作ったロゴの商標登録は規約違反
Canvaで作ったロゴの商標登録は規約違反

Canvaのロゴの商用利用について»【Canva】ロゴの商用利用ができる!できないこともあるので要チェック!の記事でさらにくわしくまとめていますのでぜひ参考にしてください!

Canvaのフォントの商用利用はできる?

Canvaのフォントの商用利用はできます。

その基準は上記の「Canvaの素材の商用利用で許可されていること」で記したこととまったく同じです。

Canvaに元からあるフォントをつかってデザインする分にはとくに心配はいらないでしょう。

しかし有料版のCanva Proだと外部サイトでダウンロードしたフォントをCanvaにアップロードしてつかうことができます。

その場合はフォントをダウンロードしたサイトの利用規約に準ずることになりますので、必ずそのサイトで商用利用ができるかどうかを確認してください。

商用利用ができるフォントの見分け方
商用利用ができるフォントの見分け方

こちらはフリーフォントサイト「FONTFREE」の各フォントの情報です。

フォントもものによっては商用利用ができないものもたくさんありますのでとくに注意してくださいね。

またサイトごとに使用の際の禁止事項があるようであれば要チェックです!

Canvaでフォントの追加に興味を持った方のために、»【Canva】フォントを追加しておしゃれなデザインを作ろう!の記事でくわしく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

Canvaの音楽素材はYouTubeで使用できる?

Canvaで編集した音楽や動画の素材をYouTubeにアップロードすることは可能ですが、有料の音楽素材のライセンスを所持していることを証明するために「ライセンス検証」の作業が必要になります。

ライセンス検証を怠るとYouTubeからコンテンツID(著作権違反)の申し立てを受ける可能性があり、最悪の場合YouTubeのアカウントBANになりかねません。

そうならないためにも有料音楽素材を商用利用する際のルールをきちんと確認しましょう。

ダウンロード画面の「ソーシャルアカウントを紐付ける」
ダウンロード画面の「ソーシャルアカウントを紐付ける」

YouTubeで使用するCanvaの有料音楽素材を含むデザインをダウンロードする前に、「ソーシャルアカウントを紐付ける」で必ず行ってください。

これがいわゆる「ライセンス検証」でYouTubeにCanvaのライセンスを所持していることをクラウド上で知らせる役割があります。

ライセンス検証がされていない動画をYouTubeにアップしたときの表示画面
ライセンス検証がされていない動画をYouTubeにアップしたときの表示画面

もし「ライセンス検証」がされていないデザイン(動画)をYouTueにアップロードすると「著作権の申し立て」が来てしまいます。

そうなると、動画視聴による収益は得られなくなってしまうので気をつけましょう。

YouTubeに使用するCanvaの有料音楽素材の「ライセンス検証」の手順は»【Canva】YouTubeで音楽素材を商用利用するときのルールとは?の記事でくわしく紹介をしていますのでそちらを参考にしてください。

また、ライセンス検証をしたのにも関わらずに著作権の申し立てを受けてしまったときの対処法もあわせて紹介しています。

Canvaでいう著作権侵害とは?違反するとどうなる?

著作権のある著作物を著作権者の許諾を得ないで無断で使用することを「著作権侵害」といいます。

Canvaでどのようなものが著作権を持っているのでしょうか?

実はすべての素材やテンプレートに著作権があります。

Canvaの素材が商用利用ができないケースと注意点」で記した「素材やテンプレートを無加工でそのままつかうと規約違反」とあり、それはすなわち「著作権を侵害している」ということになります。

しかし裏を返せば素材や画像を少しでも加工していれば著作権侵害に該当しないということです。

Canvaで作成したデザインを商用利用し、著作権違反が発覚した場合は最大10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金に課せられることもありますので注意しましょう。

また、デザインが個人利用であっても無断でアップロードかつ、そのダウンロード素材が本来有料で提供されていることを知りながら使用した場合は2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金が科せられることもあります。

素材を使用する際は著作権者に敬意を払い、きちんとルールを守りましょう。

Canvaで商用利用はできるが、規約違反には注意しよう!

Canvaのすべての素材はほとんどの場合で商用利用することができます!

外部サイトの素材をCanvaにアップロードして使用するときを除き、とくにWebサイトのサムネイルやバナー、SNSの投稿につかう様な写真や、印刷された広告や名刺、チラシなどの紙媒体のものでの商用利用は常識の範囲で使用する分にはほとんど問題にならないでしょう。

商用利用する前には必ずどのようにデザインを作成したかをきちんとおさらいしてくださいね。

おさらい
  • Canvaで作成したデザインは幅広い範囲で商用利用が可能

【Canvaの禁止事項】

  • Canvaの素材やテンプレートを無加工でそのままつかう
  • Canvaの素材をストックフォトサービスで転売する
  • Canvaで作ったロゴを商標登録する

【Canvaで使っている素材が以下に該当をしいる場合が要注意】

  • 素材に写っている人物の身元が確認できてしまうようなものが写り込んでいる
  • 場所の確認ができるようなロゴやトレードマークが写っている
  • 他の素材サイトのものをCanvaにアップロードしてつかっている

Canvaで作成したデザインの多くの場合で商用利用できるのはうれしいですね!

Canvaの無料版でも十分な素材や機能がありますが、30日間無料でCanva Proを試すことができます。

有料版の機能があればさらにデザインに幅を持たせることができますよ!

Canva有料版でできる機能のひとつに画像の縦横比率を自由に変更する「マジックリサイズ」というものがあります。

マジックリサイズについては»【Canva】画像のサイズを自由に変更しよう!縮小と拡大も簡単にできる!の記事でくわしく紹介しています。

デザインを商用利用する際のぜひ参考にしてくださいね!

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