Canvaで写真加工するには、編集画面を開いてからどうすればいいんだっけ?機能がいろんなところにあって工程がよくわからなくなっちゃった。
Canvaでシンプルに写真加工をしたいなら、ホーム画面で写真をアップロードしてその場でサクッと編集、保存やそこからCanvaの編集画面にも移行できる「新機能」が追加されたよ!
Canvaのホーム画面で写真などのファイルをアップロードをし、エディターを開かずに写真の編集加工ができる新機能が2022年の9月に追加されました!
新機能の写真加工エディターで編集した写真はその場でダウンロードも可能ですし、写真加工が済んだ段階からCanvaのエディターに移行してさらに編集を続けることもできます。
- Canvaのホーム画面の右上の「雲」(アップロード)のマークをクリック
- 出てきたタブに編集加工したい写真をドラッグ&ドロップしてアップロード
- 「写真を編集」をクリック
Canvaを毎日仕事で使用している私が、ホーム画面でアップロードした写真をおしゃれに加工する方法をくわしく教えるよ!
この新機能の写真加工エディターは、写真編集に特化した機能がひとつに集約されています。
Canvaのホーム画面から写真や画像のほかにも動画や文書ファイルのアップロードも可能ですが、アップロード後に加工が可能なのは写真または画像ファイルのみです。
今回紹介するCanvaの新機能のエディターは写真加工に特化していても、写真を丸くトリミングするような機能はありませんのでその場合は»Canvaなら画像の切り抜きもワンクリックで解決!無料から有料の機能まで徹底解説!をぜひ参考にしてください。
Canvaのホーム画面で写真をアップロードする方法
まずはCanvaのホーム画面のどこから写真をアップロードできるのかを見ていきましょう!
Canvaのホーム画面の「何をデザインしますか?」の欄の右上にある「雲」(アップロード)のマークをクリックしましょう。
すると以下のように「ファイルから開始」というタブが開きます。
加工をしたい写真をタブの中にドラッグ&ドロップしましょう。
また、ファインダーから加工する写真を探す場合は「検索します」をクリックし、ファイルをアップロードしてください。
Canvaに写真のアップロードが完了すると、上記のような画面に切り替わりますので「写真を編集」をクリックしましょう。
するとこのように、写真を加工するCanvaのエディターが表示されます。
Canvaの新機能「写真加工エディター」でできること
Canvaの新機能の写真加工エディターでできることを一覧にして紹介します。
- キャンセル:写真加工のエディターを終了する
- 元に戻す:ひとつ前の工程に戻す
- やり直す:戻った工程からひとつ先の工程に進む
- 比較:写真の加工前と加工後を比較して見ることができる
- エフェクト
- 調整
- 切り抜き
- ファイル名 / タグ付け
- デザインに使用する
- 保存
- 編集画面の拡大・縮小:エディターに表示する写真のサイズを最小10%から最大499%まで拡大縮小できる
写真加工エディターの機能一覧の各リンクをクリックすると、さらにくわしい使い方の説明にジャンプするよ!
「エフェクト」で写真を加工
写真加工エディターの「エフェクト」でできることをくわしく紹介します。
- ツール(背景削除)※有料のCanva Proのみ
- フィルター
「ツール」で背景削除(有料機能)
エフェクト機能の中にある「ツール」は写真の背景を削除する機能です。
「背景を削除」をクリックするとCanvaが写真の背景を自動検知し、オブジェクトの背景を削除してくれます。
背景削除を撤回したい場合は「背景を削除」をもう一度クリックすれば写真が元に戻ります。
しかし、この写真加工エディターでできる背景削除は残念ながらここまでです。
背景削除した写真のブラシをつかった「復元」や「削除」はCanva Proのデザイン編集画面の「背景リムーバ」機能でないとできませんのであらかじめご了承ください。
Canva Proの「背景リムーバ」機能についてくわしくは»Canvaで人物の背景を切り抜きする方法を紹介!初心者さん必見!!をご覧ください。
「フィルター」でワンクリックで色調補正
エフェクトの「フィルター」機能は写真をワンクリックで色調補正することができます。
Canvaの写真加工エディターの「フィルター」の横にある「すべてを表示」をクリックしてみましょう。
すると上記のように「フィルター」のたくさんのオプションが表示されますのでクリック気になるものをどんどんクリックしてみましょう。
以下は「Cool」の中の「Astro」というフィルターで加工をしたサンプル写真です。
「強度」のカーソルをスライドするとフィルターエフェクトの強さを変更できます。
こちらはほんの一部ですが、そのほかのCanvaのフィルターで加工した写真のサンプル集です。
ちなみにフィルターの数はCanvaの通常上のエディターよりも、新機能の写真加工エディターの方が種類が多いよ!
「調整」で写真の色調を細かく加工
Canvaの写真加工エディターの「調整」ではさまざまな色調エディターをつかって写真の色味を微調整することができます。
以下は「調整」のオプションで、最小-100から最大100の値でそれぞれの色調バランスを変更できます。
- 色温度
- 色合い
- 明るさ
- コントラスト
- ハイライト
- シャドウ
- ホワイト
- ブラック
- 自然な彩度
- 彩度
- ビネット加工
- 明瞭度
こちらは「調整」で色味加工をした後の写真のサンプルです。
「調整」は「エフェクト」の「フィルター」機能のように大きな色のバランスの変更はできませんが、とくに写真を自然な色調に加工したいときなどに適しています。
とてもいいアイディアだね!
そうすればさらにバリエーションの富んだ写真の色味加工ができるね!
「切り抜き」で写真の縦横比を変更
Canvaの写真加工エディターの「切り抜き」では写真の縦横比を自由に変更することができます。
写真を縦・横・斜めから自由に切り抜きしたい場合は「フリーフォーム」機能 をつかい、切り抜きが終わったら「完了」をクリックしましょう。
以下は「切り抜き」のオプションです。
- フリーフォーム
- 1:1
- 16:9
- 9:16
- 5:4
- 4:5
- 4:3
- 3:4
- 3:2
- 2:3
上記は写真の縦横比で「1:1」を選択したときの表示画面です。
エディター上で写真を抜くポイントの移動や枠サイズの縮小が可能ですが、たとえ縮小しても1:1の比率は守られます。
「切り抜き」の「フリーフォーム」以外の縦横比のオプションは、通常のCanvaのエディターにはない機能だよ!新機能の写真加工エディターの方がより簡単にデザインのサイズ変換が行えるね!
ファイル名とタグ付け
Canvaの写真加工エディターでファイル名の変更と、写真にタグを追加することができます。
ファイル名を変更する方法
Canvaの写真加工エディターの上部に記載されたファイル名を変更する場合は「i」(インフォマーク)をクリックしましょう。
すると、開いたタブの中にあるファイル名を編集すことができます。
タグを追加する方法
Canvaにアップロードした写真にタグを追加することができます。
タグの追加方法は以下を参考にしてください。
- 「タグを追加」するをクリック
- 「ここに入力」の欄にタグ名を入力し「Enter」を押す
(タグは何個でも追加が可能) - 「更新」をクリック
ところで写真のタグ付けはなんのためにするの?
タグを付けておくとCanvaの通常の編集画面の「アップロード」でキーワード検索でファイルの絞り込みができるんだ。
Canvaの通常の編集画面の「アップロード」エディターのキーワード検索に「mushroom」と入力すると、「mushroom」のタグが付けられたファイルだけが絞り込まれて表示されます。
Canva内にたくさんファイルを持っている場合にとても役に立ちますので、写真などのファイルにタグを付けしておくと便利ですね!
加工した写真を「デザインに使用する」でCanvaの通常の編集画面に移行
写真加工エディターの右上の「デザインに使用する」をクリックしてみましょう。
すると以下のようにCanvaの通常の編集画面の加工した写真が移行されます。
さらにここからデザインを再編集することが可能になります!
加工した写真を「保存」
Canvaの写真加工エディターの「保存」機能には以下の2つの保存オプションがあります。
- コピーを保存
- ダウンロード
コピーを保存
「保存」オプションの「コピーを保存」をクリックする保存される場所は以下のとおりです。
- Canvaのホーム画面の左側の「プロジェクト」をクリック
- 「画像」をクリック
するとCanvaに保存(アップロード)された写真や画像の一覧の中に、ホーム画面でアップロードし加工した写真が保存されます。
ダウンロード
Canvaのホーム画面でアップロードし加工した写真を「ダウンロード」することも可能です。
「ダウンロード」をクリックすると、とくに保存形式のオプションなども開くことはなく直ちに「PNG」の保存形式でダウンロードされます。
ほかの保存形式を選択してダウンロードしたい場合は「デザインに使用する」でCanvaの通常の編集画面に移行して保存をしてね。
Canvaで写真加工をするならホーム画面でアップロードすると便利!
Canvaのホーム画面から写真をアップロードでき、その場で加工までできるとても便利な新機能が追加されました!
写真以外にも、画像、文書、動画のアップロードも可能ですが、その場で編集できるのは写真と画像のみです。
この新機能は写真加工に特化したエディターになっているので、たくさんのCanvaの機能に迷うことなくより感覚的に写真加工できるのが嬉しいですね!
新機能の写真加工エディターはCanvaの通常のエディターにある機能と少し異なる部分があるので、いい点わるい点も含めて以下でおさらいしていきましょう。
- 「背景を削除」は自動で背景削除するのみで手動で訂正かできない
- 「フィルター」の種類はCanvaの通常エディターよりも多く、フィルターの「強度」を調整できるのは写真加工エディターだけ
- 「切り抜き」機能は手動で画像を切り抜きする機能のほかに、9種類ものワンクリックで縦横比を変更するオプションが追加されていて便利
- 「保存」でダウンロードできるファイル形式は「PNG」のみ
Canvaの新機能の写真加工エディターの特性を知って、上手にデザインに活かしていきましょう!
今回紹介した新機能は写真加工に特化したものなので、残念ながら写真に文字を入れて加工することはできません。
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