Canvaに手書き機能ってないのかな?
画面上にフリーハンドで絵がかける機能があったら嬉しいな。
Canvaには意外と知られていない『描画機能』という手書き機能が搭載されているよ!
手書きブラシをつかって自由にイラストや文字をかけるから紹介するね!
Canvaは基本的にフォトショップのような画像加工の要素が強いですが、実はイラストレーターのように画面上に手書きで絵をかくことができる『描画機能』があるのをご存知でしたか?
実はCanvaの『もっと見る』の中に手書きブラシをなぞって絵がかける『描画機能』が隠れているんですよ!
- Canvaの編集画面左側の「もっと見る」をクリック
- 「新しい作品を作ろう」の中の「描画機能」をクリック
- 手書きブラシを4種類の中から選択
- 「色」「サイズ」「透明度」を決める
- ドラッグしながら画面上に手書きする
- 「完了」をクリックする
毎日Canvaをつかっている私がおすすめする、あまり知られていないCanvaで手書きができる『描画機能』についてくわしく説明していくよ!
描画機能のブラシをつかって手書きの線をかければさらにデザインにも自由度が増しますし、Canvaで欲しい素材が見つからなかったときでも自ら手書きでイラストなどの作成も可能ですね!
しかし『描画機能』はパソコン版のCanvaのみの機能になりますので、残念ながらスマホやiPadではつかうことができませんので、Canvaで手書きをしたい方はぜひパソコン版のCanvaをダウンロードしましょう。
パソコン版Canvaをダウンロードするなら»【Canvaを無料ダウンロードしよう】パソコンでもスマホでもプロ並みのデザインを作成可能!の記事をぜひご覧ください!
Canvaで手書きの線がかける「描画機能」の場所と機能を紹介!
まずはCanvaの手書き機能である「描画機能」を開きましょう。
- Canvaのデザイン編集画面左側の「もっと見る」をクリック
- 「新しい作品を作ろう」の中の「描画機能」をクリック
すると以下の描画機能のエディターが表示されます。
これで画面上にさまざまな手書きブラシをつかって絵をかく準備ができました!
4種類の手書きブラシ
Canvaの描画機能には4種類の手書きブラシが搭載されています。
以下でそれぞれの手書きブラシの種類と形、特徴を表にまとめてみました。
ブラシの種類 | ブラシの形 | ブラシの特徴 |
---|---|---|
ペン | 丸 | スタンダードな線がかける手書きブラシ |
マーカー | 丸 | スタンダードな線がかける手書きブラシ |
グローペン | 丸 | ネオン調のエフェクトがついている手書きブラシ |
ハイライター | 四角 | 蛍光ペンのようにオブジェクトにマークするのに最適な手書きブラシ |
手書きブラシの「ペン」と「マーカー」のちがいってなに?
どちらも同じような線に見えるよ・・・
手書きブラシの「ペン」と「マーカー」は私がつかってみた感覚でも、まったく同じで残念ながらちがいは感じられなかったよ。
おそらくは「ブラシのサイズ」のデフォルト設定のちがいだけなのかもしれないね。
ブラシのサイズ
Canvaの描画機能の手書きブラシの大きさを、エディターの「サイズ」で調整することができます。
手書きブラシのサイズは最小1から最大100までの値で「サイズ」のカーソルを左右にスライドして変更しましょう。
上記はブラシサイズを「10」単位で表したサンプルです。
広範囲の塗りつぶしにはブラシサイズを大きくするなど、工夫してつかうことができそうですね!
ブラシの透明度
Canvaの描画機能の「透明度」は、手書きブラシに透明度をつけることができます。
透明度は最小1から最大100までの値で「透明度」のカーソルを左右にスライドして変更しましょう。
上記は透明度を「10」単位で表したサンプルです。
透明度をつけた手書きブラシは文章の重要なポイントに蛍光ペンのように線を引いてマーキングしてもいいですし、透明度のついたペン同士が重なった部分は濃くなり、さらに色が異なれば混色されるのでそのような特徴をいかして絵をかいてもいいですね!
ちなみに手書きブラシの「ハイライター」はデフォルトですでに透明度が設定されているよ。もちろんハイライターの透明度を「100」にすれば、不透明にすることもできるから工夫してつかってみてね!
描画機能の消しゴム
Canvaの描画機能の手書きブラシをつかうと必ず「消しゴム」の機能も追加されます。
消しゴム機能にも手書きブラシと同様に「サイズ」と「透明度」の機能が有効になります。
消しゴム機能で単純にかき込み過ぎてしまった部分を消すのもいいですが、透明度をつけてうまくエフェクトをかけたように見せることもできますので、ぜひCanvaで手書きのデザインをするときの参考にしてください!
手書き線の色も自由に作れる!
描画機能のエディターにはカラーエディターが表示されているので、手書き線の色を自由に変更することができます。
しかしデフォルトの色の数はあまり多くはありませんので、ない色は自分で色の作成も可能です。
描画機能のカラーエディターの左上の「+」をクリックすると上記画像の右側のように色を調合するエディターが表示されますので自分で色を作成しましょう!
Canva Proユーザーは手書き線にもブランドカラーがつかえる
有料版のCanva Proをつかっている方は、手書き線の色にも「ブランドカラー」を使用することができます。
「ブランドカラー」とはあらかじめ色の組み合わせを設定・保存しておける機能で、チームでデザインを統一するときなどにとても役に立ちます。
ブランドカラーが設定できるCanva Proのブランドキットについて»Canva Proはすごい!有料版のすべてを徹底解説!の記事でくわしく紹介をしています。
Canvaの描画機能で手書き編集するポイント
Canvaの手書きができる「描画機能」の機能特性を知らないと、ちょっとつかいにくいと感じてしまうかもしれません。
ここで描画機能の正しいつかい方を確認していきましょう。
描画機能の基本操作
- 手書きブラシを選択する
- 「サイズ」「透明度」「色」を決める
- 編集画面にドラッグしながら手書きをする
- 「完了」をクリック
すると以下のように手書きしたものが、ひとつのオブジェクトとしてアウトライン化されます。
アウトライン化された手書きのオブジェクトは、Canvaのさまざまなエディターで再編集が可能です!
- 拡大・縮小
- 切り抜き
- 「画像を編集」に収納されたすべての機能
- 反転(上下・左右)
- アニメート
- 配置
- 透明度
- リンク
- ロック
残念ながら手書きオブジェクトの色を後から変更することはできません。
しかし「画像を編集」の中の「調整」や「フィルター」機能で多少の変更は可能になりますのでくわしくは»【Canva】ロゴを作ろう!初心者でも簡単にできる!の「素材の色が変更できないとき」の説明をご覧ください。
手書きオブジェクトをアウトライン化するときの注意点
「描画機能の基本操作」にて、描画機能で手書きをして「完了」をクリックするとオブジェクトがアウトライン化されると説明しました。
しかし以下のように「完了」を押さないまま色を変えて書き進めてしまうと、「完了」をクリックしたときにすべての絵がひとつのオブジェクトとしてアウトライン化されてしまいます。
実際にこれでも問題はありませんが、もしオブジェクトひとつひとつを後から配置変換や再編集したい場合はそれができなくなってしまいます。
オブジェクトをパーツで分けたいときにはこの点をとくに注意しながらCanvaの描画機能をつかってみてくださいね!
Canvaのスマホアプリでは手書きができない
スマホでCanvaをつかっているんだけど手書きができる「描画機能」が見つからないよ。
残念だけど手書きができる「描画機能」はパソコン版のCanvaのみの機能で、スマホアプリやiPadでは今のところは手書きすることができないよ。
残念ながら、スマホ・iPad版のCanvaでは「描画機能」がないためデザインに手書きをすることができません。
現在パソコン版Canvaでつかえる描画機能はまだベータ版ではありますので、もしかしたら将来的にスマホやiPadにも追加される日がくるかもしれませんね。
スマホ・iPadのCanvaで手書きができない代わりに、別のアプリで手書きができるものがありますので以下で紹介します。
「Picsart」(ピクスアート)というCanvaと同様にスマホでつかえる画像編集アプリなら、手書きができる「ブラシ機能」がついています。
Picsartの手書きができる「ブラシ機能」について»インスタの投稿におしゃれな文字入れができる無料アプリ【3選】の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
Canvaで手書きをしてみた!描画機能のつかい道!
Canvaでデザインに手書きブラシがつかえる「描画機能」でどんなデザインができるのかをみてみましょう!
インスタ投稿に手書きをしておしゃれに演出!
インスタ(instagram)などのSNSの画像にCanvaで手書きのデコレーションを加えて、さらにオリジナリティあふれるおしゃれな投稿画像を作りましょう!
Canvaの描画機能で画像に手書きのサインをほどこしたり、被写体を手書きのせんで囲んでおもしろく演出してみてもいいですね!
なお、インスタグラムの投稿画像やリール・ストーリー動画にはCanvaが最適です。
Canvaでインスタ投稿画像を編集する方法を»【おすすめ】Canvaでインスタを超おしゃれにできる!でくわしく紹介しています!
オリジナルのイラスト素材を手書きで作れる!
Canvaの描画機能で手書きブラシを上手につかってかわいいオリジナルイラスト素材を作成することもできます。
上記は男の子と女の子をのイラストと、花輪やサンタ帽などのアイテムをそれぞれ手書きで作成したサンプルです。
自由にイラスト同士を組み合わせたり、輪郭だけをコピペして顔の表情などを変えれば、簡単に何通りものイラストをつくることができますね!
小物素材はわざわざ手書きにしなくても、Canvaの「素材」機能にもたくさんの可愛いイラスト素材があるから、そこから選ぶのも一つの手だよ!
Canvaの素材機能についてくわしくは»【Canva】無料でおしゃれなデザインが作れるツール徹底解説!をご覧ください。
パソコン版Canvaなら手書きができる「描画機能」がある!
パソコンでつかえるブラウザ版のCanvaの「もっと見る」の中にある「描画機能」で手書きのグラフィック素材を作成したり、写真上に手書きの文字やイラストをかくことができました!
描画機能で落書き風のデザインなども簡単に作成できるので、インスタグラムなどのSNSの投稿画像などに使用するのもいいですね。
しかし残念ながら2022年10月現在ではスマホやiPad版のCanvaでは、手書きをすることができませんので注意しましょう。
- Canvaの編集画面左側の「もっと見る」をクリック
- 「新しい作品を作ろう」の中の「描画機能」をクリック
- 手書きブラシを4種類の中から選択
- 「色」「サイズ」「透明度」を決める
- ドラッグしながら画面上に手書きする
- 「完了」をクリックする
みなさんも、Canvaの「描画機能」で手書きで心のこもったデザインをしてみてくださいね!
手書きができる描画機能以外にも、あまり知られていないCanvaの便利な機能や技を»Canvaの便利な技を教えます!プロっぽくおしゃれに画像を編集をしよう!で紹介していますのでぜひ参考にしてください。