
デザインがあまり得意じゃないんだけど、簡単にオリジナルのロゴを作る方法はないかな?



他のデザインツールなど、初心者には操作がむずかしいものが多いよね。
簡単におしゃれなロゴを作るなら、Canvaがおすすめ。
Canvaのロゴに特化したテンプレートを使って一緒に作ってみよう!
Canvaで簡単におしゃれでかっこいいロゴを作成する方法を紹介します。
作ったロゴをWebサイトに使ったり、名刺や会議の資料にちょこっと添えたり、いろいろな場面で使えます!
しかしロゴの商用利用にもいくつか注意点があるので、しっかりと把握しておきましょう。
- Canvaでロゴを作るなら、ロゴテンプレートを使うとおしゃれで簡単にできる
- 無料版Canvaの場合、ロゴのサイズ変更はカスタムサイズであらかじめ決める
- 正方形以外の形にするには「フレーム」機能をつかいロゴの形を切り抜く
- 背景透過するには有料版Canva Proでダウンロード時に「透過背景」にチェック



Canvaでさまざまな資料作成やデザインをしている私が、無料でおしゃれなロゴを簡単に作る方法を紹介するよ!
Canvaにはさまざまな「ロゴ」のテンプレートがあります。
ロゴテンプレートの中から自分が好きなデザインを選び、テキストや色を変更して簡単にオリジナル「ロゴ」を作ることができます。
Canvaで作成した「ロゴ」の商用利用は基本的にOKですが、テンプレートをそのまま手を加えずに使用したり、商標登録はできないので注意しましょう。
Canvaでのロゴの作成は色々な素材や機能の組み合わせです。
工夫しだいでいろいろなデザインを起こすことができるので»Canvaの画像編集について便利技を一挙公開!初心者さんも必見!!の記事もよかったら参考にしてくださいね!
Canvaでおしゃれでかっこいいロゴの作り方!


Canvaでロゴを作るなら、「ロゴ」のテンプレートを使ってみましょう。
「ロゴ」を編集する画面へ行く方法
まずはCanvaのホーム画面の「おすすめ」の一覧の中にある「ロゴ」をクリックします。


すると、以下の編集画面が表示されます。


編集画面左側には「ロゴ」のテンプレート一覧が表示されていて、画面のサイズはデフォルトですでに500×500px(ピクセル)に設定されています。
もしサイズを変更したい場合は有料版と無料版でやり方が違いますので以下を参考にしてください。
有料版のCanva Proでロゴのサイズを変更する方法
有料版のCanva Proでのイメージのリザイズ方法を紹介します。
Canva Proの機能である「マジックリサイズ」を使えば簡単にどんなサイズにも変更することができます。


- 画面上部の「サイズを変更」をクリック
- 「カスタムサイズ」で「幅」と「高さ」を半角数字で入力する
- 「コピーとサイズ変更」をクリック
「コピーとサイズ変更」をクリックすると、デフォルトのロゴのサイズ(500×500px)も自分でカスタムしたサイズも両方保存されます。
無料版のCanvaでロゴのサイズを変更する方法
無料版ではイメージをリサイズする機能はついていないので、デザインを作り始める前にサイズをあらかじめ決定しましょう。
下記画像はCanvaのホーム画面です。
「デザインを作成」から「カスタムサイズ」を選択します。


- 画面右上の紫色のボタン「デザインを作成」をクリック
- 出てきたタブの左下の「カスタムサイズ」をクリック
「カスタムサイズ」のタブが表示されるので幅と高さを入力し、新しいデザインを作成します。


- 作成したいデザインの「幅」と「高さ」をそれぞれ半角数字で記入する
- 「新しいデザインを作成」をクリック
カスタムサイズで設定したサイズの編集画面が開いたら、「テンプレート」の検索欄に「ロゴ」と記入します。


- 編集画面左側のメニューの「テンプレート」をクリック
- テンプレート一覧画面の上部の検索欄に「ロゴ」と記入する
すると、ロゴのテンプレート一覧が表示されます。



無料版でロゴのデザインを完成させた後に「やっぱりサイズを変更したい」というときと、有料版のマジックリサイズについてもっとくわしく知りたい場合は»【Canva】画像のサイズを自由に変更しよう!縮小と拡大も簡単にできる!の記事を参考にしてね!
ロゴテンプレートから気に入ったデザインを選択する


Canvaの「ロゴ」のテンプレートから好きなデザインをクリックで選択し、編集画面に挿入します。
テンプレートの素材やテキスト、色などを自分のオリジナルになるように編集しましょう。
ロゴの文字を編集する
ロゴに入れる文字をテキストのエディターを使って変更していきましょう。
テキストを変更する
ロゴの文字を変更するには、まず変更したいテキストをダブルクリックします。


するとテキスト全体が選択されます。


そのままロゴに入れたいテキストを入力します。
このサンプルではロゴのテキストを「Canva Doctor」に変更しました。
ロゴのフォントはテキスト変更前のものがそのまま適用されます。
フォントを変更する
フォントを好きなものに変更する場合は以下の手順に従ってください。


- 画面上部の適用中のフォント名の横の「▽」をクリック
- 画面左側に出るフォント一覧から好きなフォントをクリックし選択
フォントが変わるだけでロゴの雰囲気が全然変わりますね!
テキストの大きさを変更する


テキストの大きさは青線で囲われた四隅の「○」をドラッグして拡大・縮小するか、画面上部の「+」「ー」をクリックしてサイズを変更することができます。
テキストの色を変更する
テキストの色を変更するには以下の手順に従ってください。


- 画面上部の「A」をクリック
- 画面左側の「カラー」エディターから好きな色を選択する
ロゴの画像を編集する
ロゴの画像を編集するにはまず「画像」をクリックしましょう。


選択された画像は青線で囲われます。
ちなみにこのサンプルの場合、葉っぱと下線も含め一つの画像になっています。
画面上部のエディターに表示されているものが、選択中の画像で編集可能な項目です。
以下で画像の編集例を紹介しますので参考にしてください!
画像の大きさを変更する


画像の大きさを変更するには青線の四隅の「◯」をドラッグで外側にひっぱり拡大したり、内側にひっぱり縮小し好きなサイズになったらドロップしましょう。
なお、このサンプルでは編集している箇所を見やすくするためにテキストを隠し画像だけを表示させています。
画像の一部をカットする


画像を囲う青線の、各辺の中央にある「□」をドラッグし内側に引っ張ると青線の範囲が小さくなり、その分の画像の範囲はカットされます。
上記のサンプルでは下部にあった下線をカットし、葉っぱだけの画像にしました。
なお、このサンプルでは編集している箇所を見やすくするためにテキストを隠し画像だけを表示させています。
画像を反転させて向きを変更する
画像を反転させることも可能です。


画面上部のエディターの「反転」をクリックすると以下の項目が表示されます。
- 水平に反転(左右)
- 垂直に反転(上下)
これらをつかって画像の向きを左右、上下反転させるとまた違った表情になりますね!
ちなみにこのサンプルでは画像をコピペし、それぞれ反転させてテキストの上下に配置してみました。
画像の色を編集する
画像の色を変更する方法を各種紹介します。
編集する画像により、「カラーパレット」で色が変更可能な画像とそうでないものがあります。


この2種類のロゴの画像の左上のエディターを見比べてください。
右は2色の「カラー」の表示があるのに対し、左はありません。
その違いは以下の通りです。
- 「カラー」の表示がある画像(右):カラーパレットから画像の色を変更できる
- 「カラー」の表示がない画像(左):カラーパレットから色の変更ができない画像
しかし、左の画像のようにカラーの変更ができないから何もできない訳ではなく、「画像を編集」の中の「調整」や「フィルター」で多少色味に変化をつけることが可能です。
「カラー」で画像の色を変更する
画像の「カラー」が編集できる画像の色を変更するには以下の手順に従ってください。


- 画像をクリックし選択する
- 画面上部の変更した「カラー」をクリック
- 画面左のカラーパレットから好きな色を選択する
このサンプルではカラーは2色ですが、素材によっていくつ変更できるかはまちまちです。
「調整」で画像の色を変更する
カラーの変更ができない画像を「調整」機能をつかって色味を変更してみましょう。


- 画像をクリックし選択する
- 画面上部の「画像を編集」をクリック
- 画面左側のエディターの「調整」の「すべてを表示」をクリック


「調整」の「明るさ」や「明暗」などのすべての色調補正の項目が一覧で表示されるので、各項目のカーソルを左右にスライドさせて色味の調整をすることができます。
調整のエディターの一番下にある「リセット」をクリックすると、項目の値がすべてデフォルトの状態に戻ります。
「フィルター」で画像の色を変更する
カラーの変更ができない画像を「フィルター」機能をつかって色味を変更してみましょう。


- 画像をクリックし選択する
- 画面上部の「画像を編集」をクリック
- 画面左側のエディターの「フィルター」の「すべてを表示」をクリック


画面左側のエディターに「フィルター」の一覧が表示されます。
「フィルター」はそれぞれのテーマに沿ってすでに「調整」済みの色調キットです。
好きな「フィルター」をクリックすると、画像がそのテーマに沿った色味に変化します。
ワンクリックで画像の表情が変えられるのでとても便利なのでいろいろと試してみてください!



「調整」や「フィルター」で画像の色味に多少の変化をつけることができるけど、緑からピンクのような大きな色の変更はできないので注意してね。
ロゴの背景を編集する
ロゴの背景には別の色を入れたり、画像を入れることもできます。
背景色を変更する
背景色(単色)をデフォルトカラーではなく自分で色を微調整して変更してみましょう。


- 「ロゴの背景」部分をクリックし選択する
- 左側のエディターの「背景」をクリック
- 左上の「パレット」のマークをクリック
ちなみにパレットのマークの右側の色を横スクロールするとデフォルトカラーが表示されますのでそこから色を選択してもOKです。


- パレットのタブの左上の「+」をクリック
- レインボーカラーののバーの「○」をスライドさせて色合いを調整する
- 色合いの調整により抽出された色の中の「○」をドラッグし、好きな色の場所にドロップする
デフォルトカラーではない、微調整した色をロゴの背景にすることができました!
背景に画像を入れる
「背景」のエディターにある画像から好きなものを選択しましょう。


エディターの画像部分を下にスクロールするとたくさんテーマ別にカテゴリー分けされた画像が表示されます。
また、エディター上部の「背景を検索」でキーワードを入力し、画像を絞り込むことも可能です。
ロゴを別の形に切り抜く方法
ロゴのテンプレートはデフォルトで正方形の形をしています。
ロゴを丸や三角などの正方形以外の形にしたいときは「素材」の「フレーム」機能をつかいましょう。
フレームでロゴを切り抜く方法は以下の手順に従ってください。
まず、作成したロゴのデザインを一度ダウンロードし、一つの画像にします。


- 画面右上の「ダウンロード」をクリック
- ファイルの種類を「PNG」に設定する
- 「ダウンロード」をクリック
これで画像をダウンロードすることができました。



もしも画像がダウンロードができなかったときは»Canvaで作成した画像を簡単にダウンロードする手順!の記事に解決法が載っているから参考にしてね!
次に、「素材」のフレームでロゴを切り抜きたい形を選択します。


- Canvaの新しいページを用意する
- 画面左側の「素材」をクリック
- 左側のエディター上部の検索欄に「フレーム」と記入
- フレーム一覧が表示されるのでそこから好きな「フレーム」を選択し、編集画面に挿入する
次に、先ほどダウンロードしたロゴをCanvaにアップロードし、フレームに挿入します。


- 画面左側の「アップロード」をクリック
- 紫色のボタン「メディアをアップロード」をクリックし、ロゴをアップロードする
- アップロードしたロゴを画面に挿入する
- ロゴをドラッグしながらフレームにドロップする


ロゴがフレームの形に切り抜かれました!
フレームとロゴの比率を変更したり、イメージをフレーム内で好きな場所に移動することもできます。
その方法は»Canvaなら画像の切り抜きもワンクリックで解決!無料から有料の機能まで徹底解説!の記事でくわしく説明をしていますので参考にしてください!



切り抜きしてかっこよくなったのはいいんだけど、これだとロゴを白い背景以外のものに添えたときに四角い背景が残ってしまうよね。



有料版のCanva Proならダウンロード時の「透過背景」機能を使ってロゴの背景を透過することが可能だよ!
有料版のCanva Proでロゴを背景透過する方法
有料版のCanva Proなら、さまざまな形のデザインを簡単に背景透過をすることができます。
背景透過するには以下の手順に従ってください。


- 画面右上の「↓ダウンロード」をクリック
- ファイルの種類で「SVG」を選択
- 「透過背景」にチェックをする
- 紫色のボタンの「ダウンロード」をクリック
これでロゴの背景が透過されたイメージをダウンロードすることができました。


背景透過をしたロゴをCanvaにアップロードし、さまざまな素材やテキスト、画像を組み合わせてデザインを作ってみました。
ダウンロード時に、ファイルの種類を「SVG」に設定しました。
なぜなら画像をSVGファイルにすることで、画像を大きく引き伸ばしても画質が落ちない利点があるからです。
SVGでのダウンロードができるのも有料版のCanva Proならではなので、ぜひ覚えておきましょう!
ダウンロード時の透過背景でデザインが欠けてしまったら?
ロゴのデザインがシンプルなら、ダウンロード時の「透過背景」で綺麗に背景を透過することができます。
しかしデザインが複雑だった場合、デザインの一部が綺麗に透過されないということも起こりえます。
その場合はダウンロード時の「透過背景」機能ではなく、同じく有料版のCanva Proでで使える「背景リムーバ」という機能をつかいましょう。
「背景リムーバ」で背景を透過した後に、「削除」または「復元」のブラシをつかい手動でイメージを編集します。
一つ注意点は、ロゴのイメージを「背景リムーバ」にかけるには、まずデザインをダウンロードして一つのイメージにする必要があるので、以下の手順を参考にしてください。
- ロゴのイメージを「SVG」でダウンロードする
- ダウンロードしたイメージをCanvaにアップロードする
- 新しいページにアップロードしたイメージを挿入する
- 「画像を編集」の中の「背景リムーバ」をクリック
- ブラシを使い手動でイメージの欠けてしまった所や透過不十分たった部分の「削除」「復元」を行う
- 「適用」をクリック



「背景リムーバ」の使い方について»Canvaで人物の背景を切り抜きする方法を紹介!初心者さん必見!!の記事でくわしく説明をしているから、ぜひ参考にしてね。
ロゴの商用利用で許可されていないこと
Canvaで作成したロゴは基本的に商用利用ができますが、そうするためにはいくつか注意点もあります。
では一体何をしてはいけないのでしょうか?
・Canvaのロゴテンプレートを「無加工でそのまま使用」すること
Canvaのロゴテンプレートや素材を無加工の状態でそのまま使用すると、著作権の侵害にあたります。
必ず使用する素材の色やテキスト、レイアウトなどを変更して自分のオリジナルのロゴを作成しましょう。
・Canvaで作成したロゴを「商標登録」すること
Canvaは不特定多数が使う人気のデザインツールのため、いくら素材の色やレイアウトを変更しても他人とのロゴの類似が安易に想定されるため、商標登録は原則禁止されています。
ただし、線や図形、フォントなど一般的なシンプルな要素(Canva特有ではない)のみの構成であれば商標登録をすることも可能です。
Canvaのロゴの商用利用で一体どんなことができるのかなどを»【Canva】ロゴの商用利用ができる!できないこともあるので要チェック!の記事で確認できますのでぜひご覧くださいね!
Canvaのロゴテンプレートで簡単におしゃれなロゴが作成できる!
気に入ったCanvaのロゴテンプレートを編集画面に挿入し、テキストや画像などの要素を変更するだけで、世界で一つだけのおしゃれでかっこいいオリジナルロゴを作ることができました!
Canvaで作成したロゴをショップカードや名刺ワンポイントで添えたりするとよりオリジナリティが出ますね。
しかし、Canvaで作ったロゴを商用利用する際は気をつけなければならないこともあるで注意しましょう。
- Canvaでロゴを作るなら、「ロゴテンプレート」を使えば簡単
- 無料版でロゴのサイズを変更するには、カスタムサイズであらかじめサイズを決めてからデザインする
- ロゴを違う形に切り抜くにはデザインしたイメージをダウンロードし、再度Canvaにアップロードして「フレーム」で切り取る
- ロゴを背景透過するには有料版のCanva Proならできる
- Canvaで作ったロゴを商用利用するには「商標登録」と「無加工のテンプレートをそのまま使用」してはいけない
Canvaにはすでにデザインが完成されたテンプレートがたくさんあります。
今回は「ロゴ」テンプレートを使用してオリジナルロゴを作成しましたが、他にもYouTubeのサムネイルやInstagramの投稿用、ポストカードなどさまざまな種類のテンプレートがあります。
テンプレートと機能を上手につかって誰でも簡単におしゃれなデザインを作ることができるので、いろいろな場面でCanvaを活用することができそうですね!
Canvaのロゴテンプレートのテキストで英語のアルファベットを入力したときに、すべて大文字で表示されてしまうことがあります。
それは、単にテキストが「大文字」設定されいるからなのですが、それを解除する方法を»【Canva】英語を小文字にする方法はワンクリックで解決!で説明していますのでぜひ参考にしてくださいね!